この記事は会員限定記事です
すでに「官邸」の党本部 総務手ぐすね、財務は遠く
霞が関オフザレコード
[会員限定記事]
まるで米国の政権移行期のようだ。東京・永田町の自民党本部には、ひっきりなしに役人たちが訪れる。4階奥にある総裁室、その手前の幹事長室、さらに……と回り、旧知の職員にも挨拶を欠かさない。正式な内閣発足前の事務調整は、日本でも政権の交代に伴い、官僚が打ち合わせるのは「与党」だ、との認識が浸透した結果だ。そして安倍自民党との関係を良好にしようと急ぐ省庁の中でも、温度差は大きい。
「最強官庁」をうたわれ...