文科相、新国立競技場「工費3000億円は縮小方向で検討」
下村博文文部科学相は23日午後の参院予算委員会で、2020年に東京で開催されるオリンピックに向けて建設する新しい国立競技場について、「デザインコンクールで最優秀作品となったザハ・ハディド氏のデザインを忠実に実現する形での経費試算は、約3000億円に達する」と明らかにした。そのうえで「あまりにも膨大な予算がかかりすぎるので、率直に申し上げて縮小する方向で検討する必要がある」との考えを示した。
下村氏は、建設費を削減しても「デザインそのものは生かす。競技場の規模は国際オリンピック委員会(IOC)基準に合わせるが、周辺(部分の整備)については縮小する方向で考えたい」と述べた。
自民党の山谷えり子氏への答弁。〔日経QUICKニュース(NQN)〕