ソフトバンク社長、借入金の返済「自信ある」 実績を強調
ソフトバンク(9984)の孫正義社長は15日に記者会見し、米スプリント・ネクステルの買収によって純有利子負債が約3兆9000億円に膨らむことについて「借入金の返済には自信があります」と述べた。2018年までの資金返済を計画した2006年の旧ボーダフォンの買収では、既に11年中に完済したとの実績を強調。加えて借入金利について「ボーダフォンの時は4%だった金利が、今回は1パーセント台だ」と低金利も追い風であると説明した。
財務体質の悪化については、連結EBITDA(利払い・償却・税引き前利益)に対する純有利子負債の比率が2.7倍と国内の大手商社や大手自動車などに比べ低いと説明。「買収で格付けは下がるだろうが、ボーダフォン買収のときほどにはならないだろう」との見方を述べた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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