茂木経産相「初めてでうれしい」 個人で特許取得
茂木敏充経済産業相は13日午前の閣議後の記者会見で、11月29日付で個人として特許を取得したことを明らかにした。外国人がタッチパネルを使って日本のレストランで料理を注文しやすくなるもので、「初めての特許なのでうれしかった」と笑顔を見せた。
特許取得は「日本に来る(外国人)観光客が増える中で、実際にレストランで注文に困っている外国人の姿を何度か目にしていた」と経緯を説明した。今回の経験を踏まえ「中小企業やベンチャー企業、個人が持っている様々なアイデアや技術を円滑に権利化できるように、国として支援していくことが重要だ」と強調した。
併せて「(特許の)出願から審査の着手だけでなく、その後の権利化までを見据えて審査手続き全体のさらなる迅速化と効率化、審査の質のさらなる向上のため、定量的な目標を設定するなどして取り組みを強化するよう特許庁に指示した」と語った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕