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JR常磐線、2017年春までに全線復旧へ

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日経コンストラクション

JR東日本は、東日本大震災で被災して運休している常磐線相馬(福島県相馬市)―浜吉田(宮城県亘理町)間の復旧工事に、2014年5月7日に着工したことを明らかにした。事業費は約400億円で、津波被害の再発を防止するために軌道の一部を陸側に移設する。

延長を被災前より500m長い23.1kmとして、約3年後に運行を再開する予定だ。その一方で、福島第一原子力発電所に近接する竜田―原ノ町間は依然として復旧のめどが立っていない。

相馬―浜吉田間は津波の被害が特に大きく、軌道や駅の施設が損壊、流失した。JR東日本は、沿線の市町村のうち福島県新地町と宮城県山元町が市街地の一部を陸側に移すまちづくり計画案を作成したのを受けて、両町を通る延長14.6kmの新ルートを計画した。両町のまちづくり計画案に合わせて、新地、坂元、山下の3駅を陸側に移設する。

新ルートは5工区に分かれ、新地町側の2工区をユニオン建設(東京都目黒区)と大林組が、山元町側の3工区を鹿島、鉄建、仙建工業(仙台市)が施工する。

そのほかの運休区間では、延長8.5kmの広野―竜田間の復旧工事が既に完成。ただし沿線の福島県楢葉町は、原発事故後の住民に対する避難指示を5月21日時点でまだ解除していない。

JR東日本は、同町が避難指示の解除を表明する「帰町判断」を行うのに合わせて、同区間の運行を再開する方針だ。

(日経コンストラクション 安藤剛)

[ケンプラッツ 2014年5月22日掲載]

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