ウクライナの親ロ派指導者が辞任 内紛か
【ロストフナドヌー(ロシア南部)=共同】ウクライナ東部の親ロシア派組織「ドネツク人民共和国」の最高会議議長を名乗っていたデニス・プシーリン氏が19日までに辞任した。ロシアメディアが報じた。親ロ派組織内では対立が報じられており、内紛が関係している可能性がある。マレーシア航空機撃墜との関連は不明。
プシーリン氏はウクライナからの分離独立を目指す親ロ派の指導者として台頭し、欧州連合(EU)の制裁対象にもなった。だが6月にプシーリン氏を狙ったとされる車両爆破事件がドネツクで起き、これ以降別の指導者が実権を握ったとみられる。
爆破事件当時、プシーリン氏はモスクワを訪問中で無事だった。同氏は現在もモスクワにいるとされる。