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アップル支える製造の巨人、「100万人企業」鴻海の素顔
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シャープへの資本参加により、日本でもすっかり有名になった台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業(通称:フォックスコン)。受託製造サービス(EMS)業界の世界最大手として、現在では売上高約10兆円、従業員数100万人以上を誇る、超巨大企業である(図1)。現在の電子機器産業において、米アップルが「表舞台の主役」とすれば、「裏方の主役」は間違いなくフォックスコンである。これまで同社の内情は、秘密のベールに包まれていたが、今回、機械加工技術の大家であり、かつフォックスコンの特別顧問を務める中川威雄氏(ファインテック代表取締役社長)が、発展の歴史やものづくりの視点から見た強みなど、「素顔」を初めて明らかにする。(日経ものづくり編集部)...