演奏中断の男性謝罪 マナーモードでもアラーム
NYフィル
【ニューヨーク=共同】米名門オーケストラ、ニューヨーク・フィルハーモニックのコンサートで携帯電話のアラーム音を切らず、演奏中断のハプニングを引き起こした男性が「本当にひどいことをしてしまった」と指揮者らに謝罪した。13日付の米紙ニューヨーク・タイムズが伝えた。男性は後悔の念で2日間眠れなかったという。
大のクラシック好きという60~70歳前後の男性は、2つの会社を経営するビジネスマン。使い始めたばかりのiPhone(アイフォーン)をマナーモードに設定していたが、演奏中に目覚まし時計機能のアラーム音が鳴り始めた。
指揮者アラン・ギルバート氏は演奏を中断。男性が周囲の聴衆にならい、携帯を触ったところ会場に響いていた音も止まったが、自分の携帯が原因だったことは帰宅時になって分かったという。
男性は12日、ギルバート氏に電話で謝罪し、同氏も受け入れた。男性は「楽団員や聴衆が私を許してくれますように」と語った。