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「アラブの春」で大盤振る舞いするカタールの真意
本社コラムニスト 脇祐三
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カタールがエジプト新政権やシリア反体制派のスポンサーになり、アラブの政治変動の中で独自の動きが目立つ。自国の存在感をアピールする狙いは鮮明だが、イスラム勢力を支援する色彩が強いと警戒する声も出始めている。
「ここにも、あそこにも、どこにでも」。英フィナンシャル・タイムズ紙は、ビートルズの名曲のタイトルをカタールの対外活動のまとめ記事の見出しにした。そのくらい最近の動きは目立つ。欧州の不動産、有名...