ボーイング787が初トラブル 岡山で着陸やり直し
全日空が世界の航空会社で最初に導入し、国内線に就航したばかりのボーイング787が岡山空港への着陸直前、主脚が下りていないとの計器表示が出て、着陸をやり直したことが7日、分かった。同機の運航トラブルは初めて。
全日空によると、羽田発岡山行き651便(乗客乗員249人)で6日午前8時50分ごろ、着陸降下中の操縦室モニター画面に、油圧バルブの異常で主脚が下りていないことを警告する表示が出た。機長は高度を上げて手動レバーで主脚を出し、予定より約30分遅れで岡山に着陸した。
実際に主脚が下りなかったのか、表示の誤りかどうかは不明。
全日空は787を2機保有。1日、羽田―岡山、羽田―広島の両路線に就航させた。〔共同〕