割安な日本酒消える? 安価な加工用米、被災地で不足
蔵元、経費削減に苦慮
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東日本大震災の被災地で造られる割安な日本酒が飲めなくなるかもしれない。震災の影響で原料価格が安い加工用米の生産が減っているためで、宮城県や福島県の蔵元は今年の酒造りに必要な量を確保できていない。不足分は加工用米より高い主食用米を使わざるを得ず、蔵元はコスト上昇に頭を痛めている。
岩手県に隣接する宮城県栗原市の旧金成町。「日輪田」の銘柄で知られる萩野酒造で被災した蔵の建て替えが進む。新しい蔵で11...
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