政府、自衛隊派遣で調整 フィリピン台風で
政府は11日、台風30号によるフィリピンの深刻な被害を受け、現地に自衛隊を派遣する方向で調整に入った。被災地での医療活動、被災者や物資輸送任務などを念頭に準備し、同国の正式要請があれば直ちに対応する。
菅義偉官房長官は11日、岩崎茂統合幕僚長と自衛隊派遣を巡り協議。記者会見で「迅速に派遣できるよう政府内で調整している」と述べた。
一方、政府の国際緊急援助隊の医療チームは11日午後、被災地へ向け成田空港を出発した。医師や看護師ら25人で構成、12日中に現地入りして活動を始める予定。