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「暴風、日本とケタ違い」 フィリピン台風で邦人駐在員
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【マニラ=佐竹実】胸まで押し寄せる海水、暴風で割れる窓ガラス――。台風30号が直撃したフィリピン中部のレイテ島に工場を持つ油脂大手、不二製油の駐在員が11日マニラ首都圏に帰還し、現地の凄惨な被害状況を明らかにした。電気も携帯も通じない中、目にしたのは荒れ果てた街と路上に横たわる遺体。「生きていてよかった」。異国の地で経験した未曽有の災害に、声を震わせた。
■宙を舞うトタン
不二製油のヤシ油工場は台...