来春の朝ドラは「あまちゃん」 舞台は岩手・北三陸
NHKは4日、来年4月にスタートする連続テレビ小説が、岩手県の北三陸地方を舞台にした「あまちゃん」に決まったと発表した。東京育ちの女子高生が母の故郷・北三陸の小さな町で海女として成長していく人情喜劇。脚本はNHKドラマ初執筆となる宮藤官九郎さん。
「地元アイドル」として担ぎ上げられ、町おこしを担っていくヒロインと、支える母、祖母の女3代のぶつかり合いも見どころとなる。ロケは岩手県久慈市を中心に行うが、物語上は北三陸地方にある架空の町という設定。震災を描くかどうかは未定という。
宮城県栗原市出身の宮藤さんは記者会見で「東北なまりとか、自分のルーツを思い出す感じがある。母がすごく喜んでくれたので、この勢いで東北の皆さんも元気づけられたら」と話した。ヒロインはオーディションで選考し、7月までに決定する予定。〔共同〕