千葉県銚子で40メートルの強風 週末も荒れ模様か
日本列島は3日、低気圧と上空の寒気の影響で東日本(関東甲信、北陸、東海)を中心に風雨が強まった。千葉県銚子市では、台風並みの最大瞬間風速40.0メートル(4月の観測史上最大)を記録した。
千葉県銚子市と習志野市では、強風にあおられて計5人が転倒し重軽傷。うち銚子市の70代の女性2人は脚を骨折した。
気象庁によると、週末の6~7日も発達する低気圧が再び日本付近を通過する見込み。広範囲で暴風や強い雨など大荒れになる恐れがある。
3日に観測した最大瞬間風速は、栃木県日光市27.5メートル、水戸市25.9メートル、福島県塙町24.1メートル。東京都・三宅島では1時間に31.5ミリの激しい雨が降った。
気象庁によると、前線を伴った低気圧が本州の南岸を発達しながら東進。上空を寒気が通過し、大気の状態が不安定になった。
北海道、東北の太平洋側や関東は4日も低気圧からのうねりが入るため、高波に注意が必要だ。〔共同〕