「パジェロミニ」6月に生産終了 累計販売48万台
三菱自、車種を集約
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三菱自動車は22日、軽乗用車「パジェロミニ」の生産を今年6月で終了すると発表した。同車種は1994年に発売。当時のRV(レクリエーショナル・ビークル)ブームの代表車種として、95年の販売台数は約10万5千台に達していたが、11年は約8300台にとどまっていた。三菱自は収益向上に向け、開発車種の絞り込みや車台の集約を進めており、今回もその一環となる。
パジェロミニは主力SUV(多目的スポーツ車)「パジェロ」の外観を生かして開発した。軽規格ながら本格的な四輪駆動システムを搭載し、パジェロとともにRVブームを支えたが、ミニバン人気の到来などで販売が縮小していた。累計販売台数は約48万台。今月26日には生産終了にあわせ、内外装などを充実した特別仕様車を発売する。
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