アステラス、ベトナムで微生物収集 原産国に収益還元
アステラス製薬は16日、11月から原産国の権利に配慮した形でベトナムで微生物の収集を始めると発表した。新薬候補物質としての可能性をアステラスが検証し、特許登録や製品化に成功した場合はベトナム政府へ収益の一部が還元される。原産国の権利を明確にしてリスクを下げた上で、新薬候補物質の発見に向けて生物資源の有効活用を進める。
生物多様性条約の発効後、企業が単独で行うには負担が大きかった取り組みについて、ベトナム政府と協力関係にある独立行政法人、製品評価技術基盤機構(NITE)と連携。ベトナム政府の合意のもと、微生物を日本へ移転する。
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