日経平均大引け、大幅反落 2カ月ぶり安値、先物主導で下げ拡大
5日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反落。終値は前日比518円89銭(3.8%)安の1万3014円87銭と4月5日以来2カ月ぶりの安値で終えた。下げ幅は今年に入り3番目の大きさだった。安倍晋三首相が講演で述べた成長戦略第3弾の内容が「事前報道の範囲内にとどまり、目新しさはない」との見方から日経平均先物に売りが膨らんだ。現物株にも裁定解消目的の売りが膨らみ、ファストリやファナックなど日経平均への寄与度が高い銘柄が大幅安となったことも投資家心理の悪化を誘った。円相場が対ドル、対ユーロで上値を試す展開となり、自動車など主力の輸出関連株が売られた。東証1部の売買代金は概算で3兆2727億円(速報ベース)だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕