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百貨店4社の売上高2ケタ減 2月、新型コロナで

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大手百貨店5社が2日発表した2月の売上高(既存店ベース、速報値)は全社が前年同月を下回り、4社で2桁のマイナスとなった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、訪日外国人(インバウンド)向けの売上高が減少。2月後半には感染予防意識が高まり、日本人も外出を控え始めた。3月には大手各社が臨時休業や時短営業を実施する方針で、売上高はいっそう落ち込みそうだ。

具体的には大丸松坂屋百貨店が21.8%減、高島屋が11.7%減、三越伊勢丹が15.3%減、エイチ・ツー・オーリテイリングが14.3%減だった。そごう・西武は6.5%減だった。大丸松坂屋などは前年同月からの減少率が消費増税直後の19年10月と同程度だった。

中国当局が1月27日に団体旅行の規制を実施し、2月は訪日外国人(インバウンド)の減少が目立った。2019年2月は春節期間(19年2月4~10日)で好調だった反動もあり、大丸松坂屋百貨店の免税売上高は前年同月比で75%減、高島屋は69%減、三越伊勢丹は63%減だった。訪日客に人気のある高級品の落ち込みが目立った。

2月後半には国内の感染拡大に伴い「日本人でも外出を控える動きが出始めた」(大丸松坂屋百貨店)。感染予防意識の高まりで、通常は店頭で試用して購入する化粧品が苦戦したほか、消費増税後も堅調だった食品も落ち込んだ。大丸松坂屋百貨店では化粧品が44.5%減、食品が14.2%減だった。

新型コロナの影響により、百貨店では営業の見直しが相次いでいる。大丸松坂屋百貨店は3月に合計4日間、大丸東京店(東京・千代田)など全16店を原則臨時休業する。三越伊勢丹ホールディングス(HD)や高島屋も一部の店舗で営業時間を短縮する。時短営業や休業の影響で「3月の売上高はより落ち込む」(そごう・西武)との見方が強い。

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