ソラスト、大分の介護事業者を買収 33億円で、地域拡大
介護大手のソラストは26日、大分市を中心に介護施設を運営する恵の会(大分市)を買収すると発表した。買収額は33億円。買収により、これまで拠点がなかった大分県にサービスを広げる。ソラストは介護サービスを実施できるエリアを、2030年に現在の約3倍にあたる300に拡大する方針を掲げている。今後もM&A(合併・買収)などで拠点を増やす。
恵の会は大分市でデイサービスや有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)などを26事業所で展開している。同社の19年4月期のグループ売上高は23億円、営業利益は3億8900万円だった。
ソラストは30年までに施設の運営エリアを拡大し、同時期に連結売上高を1500億円まで伸ばす計画を打ち出す。19年3月期は842億円で、10年で2倍近くに増やす計算となる。規模の拡大にはM&Aなどを活用する方針だ。
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