USJにマリオの世界 任天堂エリア概要公開
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を運営するユー・エス・ジェイ(大阪市)は14日、今夏開業予定の新エリアに導入する新技術などを公開した。任天堂と組み企画した同エリアには人気キャラクター「マリオ」をテーマにしたアトラクションが登場する。投資額は過去最大の約600億円で、同社は次の集客の目玉と位置づける。
新エリアの名称は「スーパー・ニンテンドー・ワールド」。マリオやヨッシーなど任天堂のキャラクターをテーマにしたアトラクションやレストランが設けられ、2020年東京五輪・パラリンピック開催前の開業を予定する。
新エリアではリストバンドとスマートフォンを使った新技術で、マリオの世界観を表現する。リストバンドを着用した来場者はエリア内をまわることで、ゲームのようにコインを集められる。獲得したコインはスマホから確認することができ、来場者同士で競い合うこともできる。ユー・エス・ジェイのジャン・ルイ・ボニエ最高経営責任者(CEO)は「社会に革新を届ける任天堂と一緒に、驚くべき体験を届ける時がきた」と話した。
投資額600億円は14年に開業した人気映画「ハリー・ポッター」をテーマにしたエリア(450億円)を上回り、開業以来の最大級のプロジェクトとなる。
また、ユー・エス・ジェイは同日、ブランドメッセージを「NO LIMIT!」に刷新すると発表した。刺激的なアトラクションやイベントの提供を通じて、人々の殻をやぶって元気にするという意味を込めたという。これまでは「世界最高を、お届けしたい。」だった。
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