石見食品、おからや湯葉 製造へ工場増強
豆腐関連商品の製造の石見食品(島根県浜田市)は浜田市内の工場を増強する。同市内の物流団地内にある既存の油揚げ工場を本社工場の隣接地に移転・新築し、新たに食用乾燥おからの製造を始める。併せて本社工場の生産設備を増設し、新たに湯葉の製造にも取り組む。合計の投資額は約7億円。健康志向の日本食ブームに伴う需要の伸びに対応する。
新たな油揚げ工場は自社所有の敷地を活用し、鉄骨平屋建てで延べ床面積が約1800平方メートル。2020年春、建設に着工し、21年春に操業を始める予定。本社工場には、500万円をかけて新たな生産設備を導入した。22年10月までに5人の新規雇用を計画する。
工場増強により、19年4月期に約8億2000万円だった売上高を、5年後に10億円台に引き上げる計画だ。県と浜田市はそれぞれ約7100万円、約3800万円を助成する。石田浩志社長は「香港、シンガポールをターゲットに輸出も手掛けていきたい」と語った。