トマトやレタスが値上がり、農水省の小売価格調査
農林水産省が発表した食品価格動向調査(9月9~11日、全国平均)によると、調査対象の野菜8品目のうちトマト、レタスなど3品目の小売価格が前週比で上昇した。暑さや天候不順などで生育不良が目立った。平年(過去5年平均)比ではキュウリやナスなど3品目が上回った。
トマトは前週比14%高の1キロ819円。北海道産や東北産が例年より減った。「夏場の暑さで結実が少なかった」(東京・大田の青果卸)
レタスは5%高の543円だった。「8月後半から9月上旬に高温多湿な日が多く、内部の変色や腐敗がみられた」(東京・大田の仲卸)。ナスも4%高の646円。「生育不足で出荷量が少ない。実も小さく形も良くない」(同)との声があった。