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沈む大都市、洪水対策に遅れ バンコク4割水没試算も
水と戦うアジア(中)
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ジャカルタやバンコクなどアジアの都市が世界でも最速のペースで地盤沈下を続けている。地下水の過剰なくみ上げが原因だ。異常気象によるゲリラ豪雨も頻発する。上下水道インフラ整備などの対策の遅れから、住民の多くが洪水の脅威にさらされている。
「雨期が来るたびに大洪水が発生し、ジャカルタの脅威となっている」。インドネシアのジョコ大統領は4月、10月に始まる2期目の重要政策に掲げる首都移転の理由として洪水対...