サーモン、アジアで争奪戦 国際相場は10年で2倍
回転ずしで一番人気のネタ「生サーモン」の国際相場が上昇している。日本は9割以上をチリやノルウェーから輸入しているが、輸入価格は10年で2倍以上に上昇した。脂のとろりとした口溶けが、中国や東南アジアの人々の胃袋をつかみ、アジア圏で争奪戦となっている。今後も需要の伸びが見込めるとして、日本でも各地でサーモン養殖が盛んになっている。
今やマグロより高いことも
サーモンを生で食べるようになったのは30年...
モノやサービスの値段にまつわる「なぜ?」を様々な角度から掘り下げる連載。商品の種目ごとに細かく担当を受け持つ日経記者が、その担当の商品・サービスの値段の変化がなぜ起きたのか、日本だけでなく世界のトレンドまで鋭く切り込みます。