日本航空、80億円CVCを設立
日本航空は24日、7千万ドル(約80億円)規模のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)を設立すると発表した。運用期間は2029年1月までの10年間で、国内外のスタートアップに投資し、新技術や新たなビジネスモデルの構築に役立てる。
案件発掘や投資実行などの運営は米ベンチャーファンドのトランスリンクキャピタルが担う。空飛ぶ車やドローンビジネス、人工知能(AI)を活用したビジネスなどへの投資を想定しており、既存の航空事業にとらわれない新たな事業領域の拡大を目指す。
同社は17~20年度の中期経営計画で、新たな成長事業の開拓やイノベーションを生み出す基盤の確立などを盛り込んでいる。CVCを設立することで「スタートアップへの投資にスピード感をもって取り組む」(日航)としている。