IT技術者の活躍を支援 「ハッカー協会」設立
サイバー攻撃に対する防御を担うIT技術者「ホワイトハッカー」の活躍を支援する一般社団法人「日本ハッカー協会」が13日、設立された。企業に対し職種や専門分野ごとに適切な人材を紹介したり、組織に属さない技術者が法的トラブルに巻き込まれた際に弁護士を紹介したりする。
代表理事にはセキュリティー会社エルプラス(東京)の杉浦隆幸社長が就任。杉浦氏は「日本ではハッカーの認知が進んでおらず、企業が採用をためらう例もある。就職支援や情報発信を通じて、技術者が幅広く活躍できる社会をつくる」と話している。
杉浦氏によると、協会立ち上げは「Hagex」名義でセキュリティー関連の情報発信を続け、6月に福岡市で刺殺されたITセミナー講師の岡本顕一郎さんと共同で進めていたという。