米CBS経営トップ、セクハラ疑惑で調査対象に
【ニューヨーク=河内真帆】米メディア大手CBSは27日、最高経営責任者(CEO)のレスリー・ムーンベス氏(68)がセクハラ疑惑で社内調査の対象となったと明らかにした。米誌ニューヨーカーは同日に女性6人がセクハラ被害を受けたとする告発記事を掲載、取締役会が動いた格好だ。
取締役会は声明で、ムーンベス氏の名前を直接出さず「すべての個人的な不正行為には厳然と対処する。CBSの社外取締役は社則に違反する申し立ての調査に全力を尽くす。取締役会は調査結果を迅速に検討し、適切な行動をとる」と述べた。
ムーンベス氏は、同社とメディア大手バイアコムの統合を狙うオーナーのレッドストーン家と経営方針で対立し、お互いを訴える泥仕合に発展している。