米マック、お子様メニューからチーズバーガー追放
米マクドナルドは15日、子供向けメニュー「ハッピーミール」の2022年に向けた方針を発表した。メニューを600キロカロリー以下に抑えることなどを提案。同社は13年から米団体Alliance for Healthier Generationと組み、日本を含む主要20カ国・地域で野菜や果物、低脂肪の乳製品を増やすヘルシーなメニュー作りを掲げている。
新方針ではメニューを600キロカロリー以下に抑える。カロリーの1割以下を飽和脂肪、1割以下を砂糖、ナトリウムは650ミリグラム以下とする。20カ国・地域のハッピーミール(日本では「ハッピーセット」)の半分以上のメニューでの適応を目指す。
米国では18年中に新基準に対応したメニューに変えていく。メニューに載せるメイン商品は4ピースと6ピースのナゲット、ハンバーガーのみ。カロリーの高い「チーズバーガー」はメニューに載せず、要望があった時だけ提供する。6ピースのナゲットのセットでは、ポテトの量を少なめにする。ドリンクはペットボトル入りの水を選べるようにする。
世界保健機関が17年10月に公表した調査によると、肥満の子供は世界で1億2400万人となり、過去40年間で10倍に増えた。太りすぎの子供の割合は、米国で42%、中国で29%、日本では14%となっている。
マクドナルドの日本でのメニューの方針については発表されていないが、米国と同じく、子供向けセットからチーズバーガーが消える日が来るかもしれない。
(奥津茜)