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規制改革、首相外し? 官僚たちの新たな「忖度」
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国家戦略特区を巡り、官僚たちの新たな忖度(そんたく)が見え隠れしている。安倍晋三首相の周辺や経済閣僚が、新技術の実証を促す規制凍結の仕組みへの首相の関与を薄めようと画策している。学校法人加計学園の問題が尾を引くなか、次の疑惑を抱かれないように配慮しているようだ。だが、国家戦略特区は首相自身が「ドリルで岩盤に穴を開ける」とした規制緩和の先兵。首相主導の看板を下ろし突破力を失えば、アベノミクスへの失...