JR東日本、無料Wi-Fi対応を88駅に倍増 16年度
東日本旅客鉄道(JR東日本)は首都圏を中心とする主要駅で、インターネットに接続できる公衆無線LAN(構内情報通信網)「Wi-Fi(ワイファイ)」の無料サービスを拡大する。現在の41駅から25日以降順次増やし、2016年度中に88駅にする。2020年の東京五輪に向け、ネット環境の充実を求める訪日外国人客らへの対応に力を入れる。
在来線は鎌倉、海浜幕張、川越、水戸など34駅で新たに導入する。東京都心から近郊に足を延ばす外国人客の需要に対応する。新幹線は現在の5駅に加え、仙台や新潟、山形、秋田などでも導入し、計18駅に拡充する。
無料Wi-Fiは1回当たりの接続時間が3時間で、1日に何回でも利用できる。利用可能な場所にはステッカーを掲示する。
成田空港と都心を結ぶ特急「成田エクスプレス」の車内については現在の有料サービスを3月下旬から順次、無料に切り替える。16年度中に全編成で無料で利用できるようになる。
無料Wi-Fiは東京メトロや都営地下鉄なども駅構内や車内で導入しており、鉄道各社で導入の動きが広がっている。
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