対馬、「50年に1度」の記録的大雨
対馬海上保安部によると、長崎県・対馬北部にある三島灯台では1日未明、風速10メートル程度のやや強い風が吹き、波の高さは1.3~1.5メートルとやや高い水準だった。長崎地方気象台によると、1日未明には発達した積乱雲が対馬沖にあり、局地的な突風が吹いた可能性がある。
また気象レーダーの解析では、長崎県対馬市で1日未明、1時間に約110ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「50年に1度の記録的な大雨になっている」と発表した。四国でも高知県室戸市で1時間に63.0ミリ、徳島県阿南市で同56.0ミリの非常に激しい雨を観測した。
気象庁によると、東シナ海から西、東日本に延びる前線上の低気圧が山陰沖を北東に移動。湿った空気が流れ込み、西日本を中心に大気が非常に不安定になった。
2日正午までの24時間予想雨量はいずれも多い所で四国150ミリ、近畿、東海120ミリ。局地的には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る地点もあるといい、同庁は土砂災害や浸水、竜巻などの激しい突風に注意を呼び掛けた。