ツイッター、日本事業の伸び堅調 身売りでも「影響なし」
ツイッターは世界で苦戦するが、日本は堅調だ。日本事業の2016年4~6月の売上高は6120万ドル(約62億円)。日本の売上高開示は初めてで前年同期と比べられないが、グローバル事業統括のマシュー・デレラ副社長は「全世界の売り上げの伸び(20%増)より日本の伸びの方が大きい」と明かす。英国を抜き、米国外で最大の市場になった。
日本のツイッターの月間利用者は15年12月時点で3500万人。共通の話題について同時に投稿して盛り上がれることや、複数のアカウントを使い分けて楽しめる利便性が支持されている。
広告事業では特に宣伝したい商品・サービスを、興味がありそうな人に絞ってツイートとして配信する広告が伸びている。中小企業や個人事業主の利用が広がっている。ツイッターが仮に買収されても「日本事業に大きな影響はない」との見方は多い。