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MERS感染、韓国で2人死亡 韓国政府が対策立案へ

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【ソウル=加藤宏一】韓国の保健福祉省は2日、中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)感染者2人の死亡が韓国で初めて確認されたと発表した。この2人は2次感染者だった。さらに今回初めて3次感染者2人も確認され、韓国での感染者は合計25人に膨らんだ。韓国政府は同日、関係閣僚会議を開き、感染拡大の防止に向けた対策をまとめる方針だ。

死亡したのは57歳の女性と71歳の男性。バーレーンからカタール経由で帰国して感染が最初に確認された韓国人男性と同じ病院に入院していた。韓国の保健当局は1日、最初の患者から感染した疑いがある682人を隔離観察者対象として発表しており、この女性はその対象に含まれていた。

今回新たに確認された3次感染者の2人は、最初に感染した男性から2次感染した患者と同じ病室に入院していた。

韓国政府は2日午前、関係省庁の閣僚会議を開き、崔炅煥(チェ・ギョンファン)経済副首相兼企画財政相が「国家の力量を総動員し(国民の)不安と憂慮を早期に解消しなければならない」と述べ、対策を急ぐ方針を示した。

今回の感染を巡っては、最初に感染した男性と同じ病院にいた患者の親族が5月26日に韓国を出国。その後、中国に入国したところで感染が確認されたため中国当局が完全隔離の態勢をとっている。

 ▼中東呼吸器症候群(MERS=マーズ) 発熱やせき、肺炎、下痢などの症状を伴うウイルス性の感染症。中東地域で患者が多い。感染しても軽症で済むケースも多いが、高齢者のほか、糖尿病や高血圧、心臓病などの持病がある人は重症化しやすい。特効薬や予防ワクチンは開発されていない。
 主な感染源はヒトコブラクダとされる。厚生労働省の調べでは、予防対策が不十分な医療機関などで患者から医療従事者や他の患者など濃厚に接触するケースで感染(2次感染)した例があるが、インフルエンザのように次々にヒトからヒトに感染することはないという。

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