円が一段安、欧米で一時106円台 英EU残留の見方
23日の欧米の外国為替市場で一段と円安・ドル高が進んでいる。円は日本時間夕方に一時、1ドル=105円台に下落した後、一気に106円台まで下落し、15日以来の安値を付けた。欧州市場で「英国で23日に実施中の欧州連合(EU)離脱を問う国民投票で残留派が優勢との見方が広がっている」(外資系銀行)という。最新の世論調査でも残留派が優勢との結果が出たことで、これまで英国民投票の結果が不透明だとしてリスク回避の円買いを進めてきた市場参加者が円売りに転じ、その勢いが強まっている。同日の欧州市場では主な株価指数が上昇し、外為市場では英ポンドやユーロも対円や対ドルで買われている。