ヤフー純利益8%減 4~6月、投資負担重く
ヤフーが30日発表した2015年4~6月期連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比8%減の333億円と4~6月期としては初の減益になった。前年同期にあった一時的な株式評価益など(87億円)がなくなったためだが、投資負担増で営業利益が491億円と1%の小幅増にとどまったことも響いた。
売上高は11%増の1105億円だった。広告収入の拡大に加え、金融決済のワイジェイカードを前期に連結子会社化し売上高が膨らんだ。主力の広告事業ではスマートフォン(スマホ)向けの成長が鮮明だ。月間のサイト閲覧数に占めるスマホ比率は5月に5割を超え、初めてパソコンなどを上回った。4~6月期のスマホ広告の売上高は242億円と38%増えた。
同日、記者会見した宮坂学社長は「電子商取引(EC)と決済金融事業は勝負どころ。緩めることなく積極的に投資していく」と語った。システム開発などの先行投資負担が重くなっており、利益の頭を抑える展開になっている。
16年3月期通期の業績予想の数字は開示していないが、増収・営業増益を見込んでいる。
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