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1~3月期GDP、年率2.4%増 設備投資プラスに

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内閣府が20日発表した2015年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.6%増、年率換算では2.4%増だった。プラスは2四半期連続。14年10~12月期(年率換算で1.1%増)から伸び率が拡大した。消費増税後に落ち込んだ個人消費の持ち直しが続いたほか、企業収益の改善などで設備投資が上向いた。住宅投資のプラス転換も寄与した。

QUICKが19日時点で集計した民間予測の中央値は前期比0.4%増、年率で1.5%増だった。

生活実感に近い名目GDP成長率は前期比1.9%増、年率では7.7%増だった。名目でも2四半期連続のプラス。年率換算の伸び率は11年7~9月期以来、14四半期ぶりの高水準となった。

実質GDPの内訳は、内需が0.8%分の押し上げに寄与する一方、外需は0.2%分のマイナス寄与だった。項目別にみると、個人消費が0.4%増と、3四半期連続でプラスだった。伸び率は前期(0.4%増)と同じだった。設備投資は0.4%増と、4四半期ぶりにプラスとなった。円安による企業収益の改善を受け、設備投資意欲が上向いた。住宅投資は1.8%増と4四半期ぶりにプラスに転じた。一方、公共投資は1.4%減。民間在庫の寄与度は0.5%のプラスだった。

輸出は2.4%増、輸入は2.9%増となった。輸出は米国向けを中心に堅調だったほか、GDP統計で輸出に含まれる訪日外国人の活発な商品購入が押し上げに寄与した。半面、国内需要の持ち直しに伴い輸入量も増えた。

総合的な物価の動きを示すGDPデフレーターは前年同期と比べプラス3.4%だった。輸入品目の動きを除いた国内需要デフレーターは1.4%上昇した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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