日本、南アから大金星 ラグビーW杯
【ブライトン(英国)=谷口誠】ラグビーのワールドカップ(W杯)イングランド大会1次リーグB組の日本―南アフリカ戦は英国南部のブライトンで行われ、日本が34-32で南アフリカを下した。南アフリカは優勝候補の一角。世界のラグビー史上に残る大金星となる。日本はこの後、スコットランド、サモア、米国と順に対戦し、初の決勝トーナメント進出を目指す。
日本は前半にFB五郎丸(ヤマハ発動機)のPGで3点先制。モールを押し込まれてトライを奪われ、3-7と逆転された。しかし、今度は15人中12人がモールに入って押し込む執念のモール。最後はリーチ主将(東芝)がトライを決め、五郎丸のGKも決まり、10-7と再逆転に成功した。
後半もシーソーゲームのまま終盤へ。約3万人の観客が総立ちで見守る最後の1プレーで、日本はウイングのヘスケスが逆転のトライ。大番狂わせをやってのけた。