元気寿司、ハワイの11店が営業停止 A型肝炎感染源の疑いで
元気寿司は17日、米ハワイ州で運営しているすし店11店舗の営業を停止したと発表した。15日にハワイ州保健局から営業停止命令を受けたため。ハワイでは現在、A型肝炎が流行しているが、保健局は元気寿司が提供していた冷凍ホタテが原因である可能性が高いと見て、営業停止を命じた。
元気寿司は米国のハワイ州で14店舗、ワシントン州で2店舗、カリフォルニア州で1店舗を運営している。今回はハワイ州のオアフ島とカウアイ島にある11店舗に対して営業停止命令が出された。米国内のほかの店舗は営業を続けているが、「冷凍ホタテの使用については自主的に見合わせている」という。
ハワイ州保健局は10日、ハワイ州内のA型感染者数が6月中旬以降、168人に上っているとして注意を呼びかけていた。
17日の東京株式市場で、元気寿司株は一時、前日比206円(10%)安の1905円まで売られた。営業停止による業績への影響が懸念されている。