マイナンバー通知カード誤配達 全国で初、千葉の郵便局
日本郵便は27日、千葉県浦安市の浦安郵便局で、マイナンバー制度の番号通知カードが入った簡易書留1通を、別の世帯に配達するミスがあったと発表した。また、横浜市鶴見区はマイナンバーの記載された転出証明書を申請者とは別の人に誤交付し、漏えいしたと発表した。通知カードの誤配達や、窓口業務でのマイナンバー漏えいはいずれも初めてという。
日本郵便によると、配達員がマンションの1世帯で、正しい通知カードと一緒に隣室の世帯の1通を渡してしまったという。連絡を受けた差出人の浦安市が26日、浦安郵便局に伝えて発覚した。
既に開封されたため市はマイナンバーを変更し、通知カードを再発行する方向。日本郵便は「信頼を損ない深くおわびする」と謝罪した。
通知カードは、マイナンバーを知らせるための仮カード。23日から各地で配達が始まっていた。