豊洲の地下空間、市場長「技術会議提案は事実と異なる」
豊洲市場の盛り土問題で、東京都の岸本良一中央卸売市場長は7日、9月30日に公表された都の自己検証報告書の中で「技術会議から(地下に)作業空間を確保する必要があると提案があった」と記載した部分は事実と異なっているとして謝罪した。今後、自己検証報告書全体の信用性が問われそうだ。都議会委員会での答弁。
都は9月30日に自己検証報告書を公表した際、施設の地下に盛り土がされなかった経緯について「技術会議の独自の提案という形で、観測井戸あるいは建物の下の作業空間が必要だと提言がされていた」などと説明した。しかし、当時技術会議から独自の提案はなかったとされ、岸本市場長は「正確ではなく結果として間違いだった」と謝罪した。