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被災地 薄れゆく方言 東北で語り継ぐ取り組み
人口移動で話し手減少
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東日本大震災で大津波が壊したのは住宅や工場など目に見える物ばかりではない。被災者が高台や都市部に避難したり全国から支援者が流入したりして、方言や伝承の話し手の影が薄くなっている。地域社会の生活や文化の柱を担う言葉を記録し、後世に語り継ぐ取り組みが始まっている。
会話集作り保存
言語学者の小林隆・東北大教授は三陸沿岸の方言や会話を分析している。海と山で分断されたリアス式海岸の浜では歴史的に内陸の街...