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地銀生き残りの選択(上)東京で低金利競争
続く消耗戦、再編圧力に
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地方銀行の生き残り競争が激しさを増している。昨年11月に常陽銀行と足利ホールディングス(HD)が経営統合を決めるなど再編の流れは止まらない。成長戦略の柱としてきた大都市圏への進出に伴う低金利競争も消耗戦の様相を呈している。
「何で四国から」
「何で四国の銀行がうちに?」。都内のある中小機械メーカー経営者はアポなしで訪れた阿波銀行(徳島県)の融資担当者を前に首をかしげた。
しかも提示された金利は年利...