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宇宙なぜ「物質」ばかり?
茨城―岐阜 300キロ実験で迫る
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138億年前の宇宙誕生時、物質とその反対の性質を持つ「反物質」は同じ量存在していたはずなのに現在の宇宙は物質ばかりなのはなぜか。この謎を解き明かそうと日本を中心とする国際共同実験が進んでいる。実験に用いるのは「ニュートリノ」。小柴昌俊、梶田隆章両博士にノーベル賞をもたらした日本と縁が深い粒子だ。今月初め、最新の実験結果が発表され、注目を集めている。
「実験で得られたデータ量が昨年と比べ2倍に増え...