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点検 世界のカジノ(下)シンガポール、海外から観光客急増
フィリピン、資金洗浄に利用疑いも
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日本に先行して2010年前後にカジノを解禁したアジアの各国が、カジノとの共存を巡り手探りを続けている。
シンガポールでは10年に2カ所が開業した。香港など観光都市との競争激化が背景にあった。政府は資金洗浄などへの悪用を警戒しカジノ規制庁長官に警察出身者を採用。賭博のイメージを和らげるためホテルや商業施設・会議場を備えた「統合型リゾート(IR)」の呼称にこだわった。
経済効果は大きい。09年に12...
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