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「弁護士保険」普及の功罪
10年で交通事故4割減、損賠訴訟は5倍 泣き寝入り減るが弊害も
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交通事故の賠償金をめぐる裁判が増え続けている。2000年以降、損害保険各社が自動車保険などの特約で扱うようになった「弁護士保険」の影響のようだ。被害者の泣き寝入りは減った一方、「弁護士の報酬目的にみえる裁判もある」との批判もあり、制度の見直しが始まった。
全国の交通事故件数は04年の95万2709件から10年連続で減少し、14年は57万3842件と4割減った。一方、全国の簡易裁判所に起こされた交...