2017-06-30
気が付けば、8年ぶりの桔梗コーデ。
――――――今年は梅雨らしい梅雨、って感じでは全然ないので洗濯ものは溜まりませんが、なんだか梅雨の定番、紫陽花もあまり花色がパッとしないと云うか、ただ単にあっしの紫陽花気分が盛り上がらなかっただけですが。
で、今現在我が家は桔梗が咲いておりますので、久々の桔梗コーデです。
浦和の骨董市で500円だった、桔梗柄のアンティークの絽。まだアンティークがそれほど高値ではなかった当時にしても破格値ですが、それは小穴がいっぱいあるからと云う理由に過ぎない。
なので人目につくお出かけには向きませんが、それでも柄はいいのでずっと処分せずに安置されておりました。
帯は戸田公園にある『百彩』さんにて3点1000円コーナーから発掘した、桔梗と萩の絽帯。…アンティーク絽帯にありがちな朱赤オレンジ絶好調です(笑)
半衿は萩と桔梗と菊の入った刺繍もの。
帯揚げ、帯締めは水色にしてみました。帯締めは羽衣牡丹さんからの頂きもの。
で、今回桔梗コーデするにあたり『あれ、つまみ細工で桔梗って作ってなかったっけ?』と探してみたんだが、数年前やたらと作った時期がありましたが、あれらは全部プレゼント用で自分用には一切作っていなかった…
そして桔梗つまみ細工との相性の悪さも思い出し『…別にいいや、自分用はもう作らなくて…』との結論に達したのだった(笑)
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2017-06-29
☆手芸部☆菊柄?綿レースのミニスカートを夏用バッグに、の蛮行再び。
――――――――本日、小僧の学校は開校記念日なんですが、普通に登校なんざます。……あんまりだと思う
大人にとっちゃ迷惑千万だが、子供にしてみれば楽しい休みであったろう。いつから開校記念日でも登校となったのやら。
ゆとり教育に伴う学校週休2日制導入だったのに、今、脱ゆとり+新たな教科導入で昭和の頃より授業時間数が増えてるでしょうよ。なのに週休2日なもんだから、1日に詰め込む量が多過ぎやしませんか。←それに伴い宿題も多くて、しかも親がびっちり監視して印鑑押さねばならないのであっしは既にやさぐれている。あっしの方が。宿題なんか大嫌いだ。
昭和の頃のように土曜も半ドンが常にすればいいのさ。昔と違って土日関係なく働く親だってかなり多いんだからさ。
さて、去年買ったまますっかり存在を忘れていたこんなもんがありましてね。
限りなく和柄の菊に見える、紺色の綿レースのミニスカート。…もちろん我らが『ちゃくちゃくちゃく南中野』にて、300円以外で買った(笑)
加工しやすい形だったので分解して帯とか半衿にするつもりだったのだが。
で、先日1年ぶりに発掘されたのですが、その時、既に他のミニスカートをバッグに加工していた後だった。
『……これもバッグに加工、できるんじゃないのかえ?』
紺ベースで綿レースだし、浴衣にも合うだろう。
ちゅーわけで、とりあえずバッグの持ち手を買いに100均へ走った。
先日の白レースバッグと同じく、ダイソーの持ち手。こげ茶。…さのっちさんから『candoにも持ち手はあってダイソーのものよりも長いですが、色展開はやっぱり少ないです』との情報を頂いていたので最初candoに走ったんですが、一切その店舗に持ち手の気配はなく、代わりに桐箱を買って帰ってネタにしたと云う次第。←転んでもただでは起きない。
このミニスカートはウェストゴムではなく、ファスナー開閉だったので、とりあえずファスナーで開いてる部分を縫い閉じる。
その後、ファスナー部分を切り離してジグザグミシン、で脇は縫い閉じ終了。
これまた適当に底部分を縫う。…縫い糸を白で押し通す。見えないからいいのです(笑)
縫い閉じた底部分の余分生地をカットし、ジグザグミシンで始末。…これだけで縫うのおしまい。
このスカート、タックが入ってるデザインなのでマチすら作りません。
持ち手縫い付けて、完成したのがこちら。
べったり広げているのでシルエットが末広がり過ぎますが、まあ、中身入れて持ったら普通になりますですよ。
前回の生成りのレース編みミニスカートバッグは可愛い系に寄りましたが、こちらはシックな大人系になりました。
布が余ったのでシュシュも作った。
――――――――で、やっぱり材料費が300円くらいはかかっているのが納得できないワタクシ(爆)
……先日まで9円だったモヤシが、今19円だと高いと思う人間ですよ、あたしゃ。←モヤシも価格破壊。
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2017-06-28
平置きではとても似ていた3コーデなのに、着てみないとわからないのが着物…
――――――――…ああ、もう1記事に付き1字くらいは必ず誤字があって参るわあ
しかもなぜか何回読み返しても当日は絶対気が付かない
気が付くのは翌日以降。翌日気が付けば直しますが、数日経過してたらもう直しませんよ、あたしゃ(笑)
しかもなぜか何回読み返しても当日は絶対気が付かない
気が付くのは翌日以降。翌日気が付けば直しますが、数日経過してたらもう直しませんよ、あたしゃ(笑)
ちゅーわけで、記事に誤字脱字がありましたらば『…ああ、またこの人すっとこどっこいなのね…』と思って頂ければ幸甚の至りでございます。
さて、自分で集めたり、人様から頂いたりしてなぜか似たようなカラーリングで素材は同じの夏着物が揃ってしまい、ピンクの絽帯まで大量に集まってしまったため、それらを組み合わせてみたわけですが。
コーデだけ見ていると確かにとても似てはいる。
なのでとりあえず、同じ髪型、小物類、着物と帯だけ違うと云う3態で撮ってみたわけですよ。
―――――――――あり?…確かにまあ、似てるっちゃ似てるんだが、『色かぶりしているコーデ、3態』って感じになってますな。
真ん中の菖蒲柄と左の百合柄はそれでも着物の紫の分量が多いため、かなり似てはいますが、右の冊子柄の方は比較的白地部分が目立つのでなんだか別物に見えます。
まあ、撮る場所、光の具合が同じでないとやっぱり写り方にかなり差が出るんですが。
お太鼓の印象に左右される後姿なんて、同じピンク地の絽帯だろうがなんだろうが3人並んでたら全然別物。
着ている人間があっしで髪型も全部同じなのでそれに惑わされがちですが、このコーデ、違う3人が着ていたら、きっとそれぞれの人の雰囲気と個性が着姿に出て、『…確かにコーデは似てはいるんだけど…』レベルにまでお揃い感が減少するかと思われます。
…実は人気作家さんの着物とかは比較的ブログ上では『あ、この人も同じの着てる…』とかぶりがちなのですが、でもそっくりそのまま同じコーデで着ているわけでもなく、それぞれがそれぞれのコーデ、それからその方の持つ雰囲気も着姿に加味されるので、同じ着物着ていてもあんまり同じ着物に見えたことがないんですよ、あっしは。
ちゅーわけで、よく『ギャーっ!人気ブロガーの●●さんと同じもん買っちゃったよ。かぶってるよ、比べられるううう
』と慄く方がいらっしゃいますが、気になるのは本人だけで、実際には『…ああ、確かにそう云えば同じ着物だったね』くらいにしか思われませんですよ(笑)
』と慄く方がいらっしゃいますが、気になるのは本人だけで、実際には『…ああ、確かにそう云えば同じ着物だったね』くらいにしか思われませんですよ(笑)
着物コーデは着物と帯と小物類だけで完成するに非ず。着る本人もコーデの一部でございます。
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2017-06-27
今更ですが、袷の薔薇コーデで毎年お馴染み与野公園に行っておりました…
―――――――『ちゃくちゃくちゃく週間』だの『蛮行週間』だのに現を抜かしていたら、綺麗さっぱりアップするのを忘れていた…もう単衣の時期だって終わるのに、袷の今年の薔薇コーデの着姿…
約1ヶ月半くらい前のものですわ。若干梅雨らしい気温なので、まあ見てても暑苦しくはないのが救いでしょうか(笑)
ここは5月の真ん中あたりに『バラまつり』が開催され、その時期は混むので、ちょっとフライング気味に行ったのでした。
でも早咲きのものは咲いてるので特に問題なし。…そしてやっぱり同じ考えの者も多く、駐車場満車。うーん、小僧がまだ幼稚園にも入ってなかった頃は、満開の時期の平日の夕方とかに行ってガラガラだった。
満開時期に待たずに車停めるには、夕刻に来るのがベストかもしれない。
ちなみにこれだけ大量に薔薇が咲いてて、入園料もなければ駐車料金もない。そりゃ混むわけですよ(笑)
市営の公園で、入園無料でも駐車料金かかるとこ、両方かかるとこが多いわけですから。
今回の着物は白薔薇なので、白薔薇前でも撮ってみた。この着物、おはしょりは取れなかったのでその分、上前の間が抜けている感じですが、後ろ姿の薔薇の配置は美しいですな。
足元は薔薇柄の足袋靴下&薔薇柄鼻緒のウレタン草履。
紫系の薔薇を見かけると必ず撮ってしまう(笑)
んで、去年あたりにようやく気が付いたんだが、この薔薇園、薔薇が結構植え替えられてて、よく見りゃ『あれ?こんな薔薇前からあったっけ??』なもんが密かに植えられているのです。
そして去年はまだなかったよね?な薔薇を見つけた。
多分、バラまつりの頃に咲くのであろう。私が行った時にはまだ咲いてなかった『ベルサイユのばら』。真紅だそうですわ。
そしてふと周りの薔薇を見渡せば、そこはベルばらワールドであった。
こちらもまだ蕾、なオスカル様。白薔薇。
…ロザリ―までありやがる(笑) ロザリーにしては花が豪華ですが、色のイメージとしては合いますな。
ちゅーか、この薔薇作ってる人たちって、ちゃんとベルばら、がっつり読み込んでいるのね(笑)
アンドレももちろんいますよ。黄色の薔薇だそうな。妥当なところか。
で、問題は『フェルゼン伯爵』。
…そこまで考えて生産者が品種作ったのならすげーな(爆)
てな訳で、また来年にはどんな小ネタが仕込まれているのか楽しみな与野公園の薔薇園でございました(笑)
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2017-06-26
セリアの『万能桐箱』が消え幾年…遂に後継と呼べる物が『Can do』に!!(涙)
――――――――かつて、セリアの大ヒット商品であった『桐箱』。正式名称はなんだったかのう。ディスプレイボックスだったかしら。でもあっしは『万能桐箱』と呼んでいた。
サイズは様々ありましたが、この21×15・3×5㎝のサイズが留め金具もあり、容量もたっぷり。中も見えてコルク敷きがお洒落でありました。
もちろん着物ブロガー間では、帯留め、羽織紐、かんざしなどの小物をぶち込むのに重宝し、一家に一箱あってもおかしくない状況だったのだが。
―――――――4年くらい前だったか、突如、消えた。
生産中止になって店頭から消えたのだった。桐箱シリーズはサイズが小さいものがまだ連綿と続いてはいるんだが、本当にこのサイズの使い勝手の良さに比べたら『買う価値なし』な代物…
その後デザインなどが違うものの、そこそこ容量があるものや、帯留め収納に向いてる間仕切り付きの物とかが他の100均から出揃い、それらを用途に合わせて駆使していたのでございます。
で、先日『バッグの持ち手はないのか~?』とまったく別のものを探しに久々に100均『Can do』に赴いたのですよ。
…バッグの持ち手はなかった…んが、これらがあった。
長方形のものはマグネット開閉。収納、と云うよりはディスプレイ向きの作りです。
サイズは長方形のものは19×13・5×4・8㎝。
正方形の方は17×17×5㎝となっております。
まあ、セリアのあの伝説の桐箱に比べれば容量は少し減るのでございますが、それでもほぼ同じように使えるのでこれはもう僥倖でございましょう。
新商品売り場に置いてあったので、多分この夏の新製品ではないかと。
桐箱、あっという間に売れて再入荷待ちになりやすい商品ですのでお急ぎくださいませ~
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2017-06-24
2017-06-23
このままではどうにも着れない汚地獄アンティークの袷を失敗覚悟で蛮行漂白。
―――――――『蛮行漂白三部作』ここに完結(笑)
…ああ、でも昨日までの普通に洗える綿の浴衣と違って勝手が違う上に、柄や生地の素材感によってもこの手段は使えないと思うので、『…まあ、もしかしてもしかすると貴女の汚地獄アンティークもこの方法でシミ落としできるかも知れないけど、失敗の確率も高いと思うので、本当に自己責任ですよ。決してお高いものでこれをやらないでくださいね』と前もって公言しておきます。
先週の骨董アンティークフェアで手に入れたアンティークの矢羽根の着物。300円。
とっても色柄がいいのですが、衿汚れが凄く、あちこち見渡せばそれはそれは汚れていた。お店のおばちゃんにも『これ、ちゃんと洗ってね。物はいいんだけど汚れてるから300円で出したのよ』と告げられる。
汚れまくってる掛け衿を外せればOKでしたが、外せない作りになっており、通常でしたら着用は諦めて帯にでもするところですが、そこが浴衣の漂白し続けていた身。
『ダメ元で汚れてるとこ、漂白してみたらどうだろう…』と。
もちろん袷で正絹なので、漂白剤塗ったところを水で流すわけにもいきません。そこはもう、水濡れタオルでバンバン叩きまくって漂白剤を少しでも取る戦法しかない。
しかも、漂白剤塗ったらこの染めがどんな変化をするかやってみないとわからない。
んが、この着物でやってみようと思ったのは、この着物の柄はご覧のように『白抜き』部分が非常に多く、白抜きだからこそその部分の汚れは目立つが、白抜きだから他の色が染められてないのでございます。
白抜き部分の汚れにのみ、漂白剤を塗って汚れを漂白が可能かもしれない。
こんな風に、白い柄部分の汚れがとても多い。まず、この汚れ部分だけに塩素系漂白剤原液を塗っていきます。
さすがに作業が細かいので綿棒を使う(笑)
なんと、多少は残りはしますが、ここまで綺麗になるのです!!
綺麗になったら、ひたすら水濡れタオルでバンバン叩いて、とにかくできる限り漂白剤を薄める。完全に漂白剤成分を落としきるのはまず無理だと思うので、後日、その残った成分が元で生地が穴があいたり黄変したり、と云うことがあるかもしれない上での蛮行です。
こんだけ汚かった部分にも漂白剤。
漂白剤塗るそばからみるみるうちに白くなっていきます。
ここまで綺麗になりました。
こんな風に白地部分の汚れでしたらかなり落ちました。でも染めてある部分に漂白剤塗ると思わぬ色に変化したりするので本当にこのような柄にだったらこの漂白剤シミ抜きも有効かな、と云う感じです。
まだまだ全然汚れ感はありますが、これ以上は綺麗にならなかった衿元。ちなみに綺麗になってないとはいっても
折ってある衿の内側はこんな感じに汚れてるんですよ。だからこれでもかなり健闘。これくらいになれば私もなんとか着られる(笑)
ちなみにこの柄の赤い部分、これ元々はからし色。でも漂白剤塗ったら赤に発色した。緑色はオレンジに発色。
この衿はとにかく汚れが凄かったので漂白剤→濡れタオルでバンバンを繰り返していたら、とうとう生地が裂けました。まあ、予想の範囲内でございます。長年の衿汚れの付着により生地が弱っていた可能性もあります。
アンティークなので水濡れタオルでバンバンと云う行為でこのように生地が裂ける場合も往々にしてございますのでご注意を。
袷なので裏に抜けた漂白剤がこのような色抜けを作ることもお忘れなく(笑)
―――――――アンティークは本当に1枚1枚状態が千差万別なので例えば『綸子はOK』『銘仙はダメ』とかのようにこの技が有効な素材の具体例が出せないのですが、今回私が漂白してみた『ツヤ系綸子、白抜き柄部分のみシミ抜き』はなんとかなりました。
ただし見える部分のみだけですし、今後時間の経過と共にどのようになるかもわかりませんので、しつこいようですが『このままではどうしようもない物』に対してのみ自己責任にてチャレンジしてみてくださいませ。
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2017-06-22
藍染め浴衣も多色使いのものは危険よ、な蛮行漂白剤シミ抜き実験。
――――――――さて、昨日からの続き。昭和の藍染め浴衣にあるシミを落とす実験。
昨日の『白地に藍の柄』の場合は、白地部分のシミ汚れもほぼ落ち、塩素系漂白剤では色抜けすると云われている藍部分もあんまり色抜けしなかったのですが、では藍染めでも多色使いのものはどうなのか…
こちらの浴衣、例によって『ちゃくちゃくちゃく南中野』にて150円でゲットした、白地に藍、赤、青のグラデ部分のある昭和の浴衣。
寝巻着レベルにもう生地がへろへろで、よく見りゃあちこちにシミだらけ。
なので『塩素系漂白剤で生地が傷むか』も検証しやすい。既にくたびれてる状態だし(笑)
このようなちと大きめのぼんやり黄色シミ。
柄の中にくっきり明らかな茶シミ。
袖の広範囲な黄色シミなどがございました。
で、キッチンブリーチ、原液の出番(笑)…小皿に出して、スプーンでちょっちょと塗っていく。スプーンでも案外小回り利きます。
最初のシミは漂白剤塗ったそばからどんどん色が白くなっていき、綺麗に落ちました。
問題はこれだ。柄の中にあるシミ。白地部分のシミはどんどん白くなっていくんだが、薄い青のグラデカラー部分のシミに漂白剤塗ったらば、一瞬でこのような色に変化し始めた。
このようなきっちり本藍染でない部分は色抜けすると判断。
ここで即洗って漂白剤落とせば色抜けは止まりますが、こんな謎のカラーリングになってしまったままでは困るので、もう、ここは更に漂白剤を追加して、徹底的に『白抜き』にする。
そして、最終的にはここまで綺麗に白くなった(笑)…多分、赤い部分も漂白剤塗ったら同じことになるのではないかと…
袖の広範囲の黄色シミも少しは残ってる感じがありますが、ほぼわからないレベルにはなりました。
で、特に生地が傷んで穴が開いた、とかはないです。昭和の綿コーマの浴衣、今となってはくそ暑い、地厚なものですがやっぱりそれだけあって頑丈は頑丈(笑)
ワタクシの自己責任による蛮行シミ抜きによる見解は、『白地に藍染めのものは、ほぼ塩素系漂白剤でも大丈夫』、『しっかりと染まった藍染めっではない染料部分は漂白剤で色抜けするので要注意』ってとこでしょうか。
藍地に白抜きの浴衣の手持ちに、シミがあるものがないので検証できておりませんが、多分藍地に白抜きの柄の物でも、白抜き柄部分のみ慎重に漂白剤塗ればほぼ色抜けしないままシミは落ちるのではないかと踏んでおります。
正絹ものではない、ざぶざぶ洗える綿素材には塩素系漂白剤は結構普通に使える、と判明。
うーん、だったら単色の絞り浴衣もイケるか!?
…絞り浴衣のシミ抜き実験も後日、してみたいと思います。
――――――――白抜けした紅葉部分はどこでしょう?(笑)…そう、色が抜けたってあまりわからないのです~
…この浴衣2枚の塩素系漂白剤によるシミ抜きがかなりの功績だったので、調子に乗って『正絹の袷、地獄のように汚れたアンティーク』にも塩素系漂白剤を注入することになる…
『塩素系漂白剤3部作』、続く。
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2017-06-21
思わぬシミを見つけたので、昭和藍染め浴衣を蛮行シミ抜き。
―――――――ちと寄り道しましたが再び、蛮行ものに戻ります~(笑)
さて、先日『ちゃくちゃくちゃく南中野』店で手に入れた昭和の白地に藍染め浴衣、上前とかばかり見ていて問題なし、と思って買ったらばとんでもないとこがシミだった…
…ちょうどお尻部分にこの広範囲な黄色いシミ…カレー付け下げの恐怖再び(爆)
なんでこんな大きなシミに気が付かんのだか。安さに目が眩むとこのような見落としがあります。
ここまで大きな、しかも目立つ誤魔化しようのない場所のシミですので当然シミ抜きしなければ着られません。
で、とりあえず家にあるものだけで何とかしようと目論んだ。
酸素系液体漂白剤と重曹。
重曹を小さじ1。
酸素系液体漂白剤を小ざし1。
よく混ぜ合わせておきます。…このシミ抜き剤の作り方はネットで探した。
そしてシミ部分に塗り込んでいきます。
塗り込んだところ。10分程度放置しておきました。
その後お湯を沸かして、蒸気がガンガン出てきたら、シミ取り剤を塗った部分を蒸気に当てます。一気に泡が出て来て面白いですわよ(笑)
その泡立った部分が黄色くなっており、『おや、シミが浮いてきたかな?』と云う感じです。
そしてざぶざぶ洗う。
――――――うーん、かなり薄くはなったものの、やっぱり黄色くシミが残っているのでございます。もう少し綺麗になって欲しいところ。
で、本当ならシミが薄くなるまで同じ工程を繰り返すのが正解なのですが、そこがあっしの雑さ。
『…手っ取り早く綺麗に白くなるのはやっぱり塩素系じゃね?』と悪魔が囁く…
んが、ネットで事前に調べていたところでは『藍染めはアルカリ系に溶けてしまうので色が抜けます。酸素系は藍色の色が冴えるので酸素系がよろしい』とのことであった。
うーん、でもさ、白地部分だけだったら塩素系漂白剤って抜群の威力発揮するのよ。
ギリギリ藍染め部分に液がかからないように漂白してみたらどうだろう、とチャレンジ。
そしたら薄くなってたはずのシミがキッチンブリーチ縫った途端に一気に黄色くなりビビる。
一気に最初よりも黄色くなった、と思ったら徐々に色が白くなっていきました。
で、そのまま1時間くらい放置して、きっちり洗って干してみたのがこちら。
そして『色抜けする』との藍部分ですが、確かにがっつり原液が塗られていた部分付近は少し色抜けしています。
でも完全に抜けてるわけでなく、若干薄くなった程度なので最初から塩素系漂白剤使ってても問題なかったんじゃあ…
思ったよりも藍染めの色、強いです。
しかしたまたまこの浴衣だけが大成功だっただけで、他の藍染めはダメかもしれないのでございます。
てな訳で、まだまだシミがある他の藍染め浴衣があるのでそれらでも『シミが落ちるか、色は抜けるか』の検証を行ったのでございました。
それは次回~♪
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2017-06-20
全品100円デーが突如開催されたので、またしても行っております『ちゃくちゃくちゃく南中野』。…んで、増えてる(爆)
―――――蛮行週間の途中ですが、ちゃくちゃくちゃくネタ、乱入です(笑)
いえね、月間セール予定表にない『全品100円セール』連絡メールが前日の夜、携帯にもたらされたんですよ。
実はずっとぶら下がってるもので気になっていたものがあるのです。
先週U-カリンさん、さのっちさんと店にご一緒した際には210円の日なので買わなかったが、着物半額デー150円の時でも買わなかったが、100円ならば、よし、買ってやるか!と(笑)
ああ、よかった、210円でもいいや、と諦めなくて。―――――徹底的に小銭にうるさい女でございます。
全品100円なのでさぞかし開店前から駐車場満杯かと思いきや、月曜開催なものだからか開店直後でもまだ駐車スペースに空きがあり、すんなり停められたのだった。
全品100円デーは基本的には洋服狙いの人ばかりなので、着物コーナーは狙い目ではあるんだが、最近着物半額デーにも現れるようになった女性二人組が今回も開店からやって来ており、とりあえず何でもかんでもガッサーとカートにぶち込み、キッズスペース占有して検品、要らないものを乱雑に戻して来ると云う有様…
―――――あれは、業者ではないと思うんだがなあ。業者は業者で、一応瞬時に商品になるものそうでないものをより分けてカートに大量に入れて行くので、あのように検品後の大量返却ってあまり見ないんですのよ。
だからあっしも業者のカートをチラ見しては『ああ、やっぱりいいもん選ぶわ』と思っておりますわ(笑)
あのようなスタイルは骨董アンティークフェアでの端切れ狙いのおばちゃんにもよく見られる行動です。
で、『あれはなあ…』と苦々しく思っていたところ、同じ時間帯に店内にいたうちのブログにコメントくださるお方も同じように『あいつらは…』と苦々しく思っていらした(笑)
で、なぜあの人たちが業者ではないな、と思ったのはこれが残っていたから。
大人用の振袖。すんごく美品。古めかしい感じはしないので新しいものだと思われる。貸衣装っぽいですが。
普通の日であればこれは980円でした。でも全品100円デーなので、これも100円(笑)
…業者だったら真っ先に掻っ攫うものですよ。
これ、とても状態がいいのでちょっとヤフオクでどれくらいになるのか検証してみたくなりまして、100円で仕入れてやりましたわ、おほほほほほ。
アンティークの色留袖。…なんだけど八掛がどピンクだし、妙にお気楽な作り。でも柄的には色留袖。
これ、無地場がすっごく汚れてて羽織があっても隠しきれないくらいですが、柄がいいので素材として購入。ああ、100円の魔力。
これは絶対、あっしは着ない柄の浴衣です(笑)でもブログをご覧になる方の中に必ず『これはいい!!』と思う方がいるであろう浴衣です。
べにおせんせー、どないだ?
これは好きそうな方多そうですよね。
これがあっしが300円では買わない、210円でも考える、150円で悩む、100円なら買う。と云う浴衣(爆)
柄そのものはいいんだけど、この柄が踊り浴衣に見えてしまうのと、結構あちこちシミがあるのとでなかなか踏ん切りが付かなかった。
でも浴衣として着るには抵抗あっても、この柄で日傘、作ってみたら素敵なんじゃ…と思ったわけですよ。
浴衣地の日傘って普通にありますしね。
昭和の藍染め浴衣にバテンレースの日傘も悪くはないんだが、何となくよそゆき感の強い日傘と藍染め浴衣がそぐわない気がしていたのですわ。
でもこれで日傘作ったらとっても馴染むと思うのさ。柄的に夏物には全部合うだろうし。
ちゅーわけで、これで近日中に日傘作るですよ。
先週お連れしたU-カリンさんが散々散々悩んだ挙句に買わなかった、青ギンガムのウール。
これ、実はあっしも目を付けておりましたが、とりあえずU-カリンさんも好きかもと思ってご本人が見られるまで保留。案の定気に入ってはおられたんだが、とにかく見れば見るほどあちこちに『あああ、ここにもシミが―…』ってな状態で、完全な家着として着るには問題なくても、やっぱりU-カリンさん的にはダメだったようで購入見送り。
……100円ならば、とあっしが引き取って参りましたよ、U-カリンさん!(笑)
取れるかどうかわかりませんが、とりあえずシミ抜き、頑張ります…
これは最初から100円、の羽織コーナーにあったもの。木蓮と鳥の羽織。控え目な柄です。
瀕死感漂う文鳥?っぽい鳥がポイント(爆)
こちらも最初から100円、の黒羽織。黒羽織には昭和のミシン刺繍っぽいものが数多いですが、こちらはきっちり手刺繍だったので、羽織として使わなくても素材にはなるな、と購入。…ああ、100円デーってこのように素材ものが一気に増えてしまう魔の日なんですのよ、奥さん
『ちゃくちゃくちゃく』はレジ袋が有料だが、レジ前には適当に袋が置いてありそれは持ち帰り自由なんで、『ホームレス御用達』なでっかい袋を頂き、それに全部詰め込んで帰った(笑)
――――――先週から何枚増えたか数えてはいけません……
あ、そうそう。上尾店のワンコインセールで100円で売られ、売れ残りなぜか南中野店にやって来て300円で売られていた帯、半分くらいは100円デーで売れたようですよ。適正価格ってことか…
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