袴田さん捜査の検証公表 捏造有無の「宿題」できず 不十分指摘も
毎日新聞
2024/12/26 21:45(最終更新 12/26 21:45)
有料記事
2403文字
袴田巌(いわお)さん(88)が一度は死刑とされた冤罪(えんざい)事件の検証結果を捜査当局が発表した。当時の取り調べが問題だったことは認めたものの、物証の捏造(ねつぞう)は明らかにできず、長期化した再審請求審の振り返りも踏み込み不足だった。袴田さん側は「検証は不十分だ」と批判のトーンを強めた。
「捏造」の有無 結論至らず
9月の静岡地裁・再審無罪判決は、捜査当局による「証拠の捏造」があったと認めており、この「宿題」に捜査当局がどう答えるかが、検証の焦点の一つだった。
裁判所から捏造とされた、袴田さんの「自白調書」については、静岡県警、検察双方が「不適正」と認めた。
この記事は有料記事です。
残り2119文字(全文2403文字)
あわせて読みたい
' +
'
' +
'' + csvData[i][2] + '
' + '' +
'' + listDate + '' +
'
' +
'