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中国向け車部品20カ月ぶり増、7月の輸出 名古屋税関

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名古屋税関が20日発表した7月の中部5県(愛知、岐阜、三重、静岡、長野)の貿易概況によると、中国向け自動車部品の輸出額は前年同月比19%増の466億円だった。増加は20カ月ぶり。

名古屋税関によると、輸出された車部品の大半はギアボックス(変速機)という。アイシン精機では中国向けの輸出が上向いており、川崎有恒執行役員は「中国市場は回復傾向にある」と話す。前年の7月は米中摩擦や中国景気の減退で新車販売が低迷していた。足元の輸出増は、こうした反動もあったとみられる。

中国向けの完成車輸出は42%増の160億円と、5カ月連続で前年を超えた。自動車をけん引役に中国への輸出は全体でも2608億円と11%増え、伸び率は8%だった全国を上回った。

米国や欧州連合(EU)向けの自動車と車部品の輸出は前年割れが続く。東南アジア諸国連合(ASEAN)向けも減少に歯止めがかからない。輸出の中国頼みが鮮明になっている。

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