剣尾山山頂にて反時計周り、前半は学校の裏山ちっく
後半はというと・・・オリエンテーリングのステージ?この冬一番の寒さが予想された土曜日、
寒いのつらいし、雪が足かせになって満足に歩けないのも楽しくない。
そんなわけで趣向を変えて北摂の山域にお邪魔してきた。
【コース】
能勢の郷-(舗装路)-登山口(8:15)-西の覗-行者山-六地蔵-(ちょっと道草)-お昼(10:00-12:00)
-剣尾山山頂-横尾山-おにやんまの路-(引き返す)-木の実の森コース-能勢の郷(15:20)う~ん、なんだかな~~。
なんなんやろ。。。
なんしか下山後はえらい疲れました。。(^^ゞ
阪神高速池田線一本で池田木部で降りたらひたすら北上して
一庫ダムを横目に173号線を少し行けば能勢はすぐである。
こっち方面に来るのは本当に久しぶりである。
もっと遠いイメージがあったけどこんなに近かったら大峰に行くほうが時間がかかるくらいだ。
出だしからちょっとテンションが下がりぎみのスタート。
起点となるところに能勢温泉という良い温泉があり、
(帰りに利用するとしても)駐車するな、通り抜けすな、送迎バスに乗るな、って感じで
登山者の事がえらい嫌いみたいで、まぁ向こうにしてみれば商売の邪魔なのだろうけど
こうあからさまに登山者が歓迎されない山域に行くのは気分の良いものではない。
路駐できなくもないが、帰りに能勢温泉に立ち寄るにもかかわらず隣接する能勢の郷の有料駐車場に駐車。
さてさて剣尾山(けんびざん)。
変わった山である。
その気になれば3時間もあれば一周できるだろう。
とにかく今日は右も左も勝手のわからない初めての山へ行こうと思っていた。
おりしもこの冬一番の寒さの予報であるからして、
中途半端に雪のある山はやめて、お昼くらいはちゃんと食べれる程度の寒さで、
冬しか行きたくない低山ということで物色したら剣尾山になったというわけ。
なかなか面白い山であるとか聞いたことがあったのが決め手となったのだが・・・。
到着してから登山開始までの間、車を移動させたり、通り抜けは有料とわかって引き返したりと
すぐそばの登山口まで一時間以上かかってしまってすっかりやる気がなくなった。
さっさと済ませて金剛山に行こうと思ってスタートした。
整備されまくりの登山道はむしろ遊歩道といった感じである。
道から少し外れたところに奇岩っぽいのがあったがルート上じゃないので華麗にスルー。
丸太階段をせっせと登って行くと、こんどはルート上にかなりの巨岩。
しかもよく見ると弥勒菩薩が掘られていて歴史を感じる。
そのまま道なりに行くところを、何やら「西の覗き岩」「胎内くぐり」と書かれた看板があったので
そっちのほうへ行ってみたらかなり巨大な岩があった。
胎内くぐりのできる巨岩の上に上がってみるとたしかに展望はあった。
驚くほどでもなかったので引き返してルートに戻ろうと思ったが、
面倒になったので、GPSを確認しながらそのままバリエーションで直登したら
通過するはずだった「行者山」を通り越した場所に出たので登山道を引き返す。
行者山近くの岩からは、先ほどの西の覗きができる岩よりも高度差が少しあるのでむしろ展望は良かった。
遠くの山の山座同定をしていたら、何やら20名くらいのツアーの団体が登ってきたので慌てて先へと急ぐ。
高度を上げるにつれて落葉した自然林のある明るいのんびりしたステージとなる。
平和すぎて、もぉ~。。。(^^ゞ
やがて六地蔵が前方に見えてきた。
到着してみると、六地蔵だけにとどまらず、あたりは地蔵だらけである。
そこからしばらく歩くも、やっぱり地蔵だらけ。(^^ゞ
夜歩くのは何か人じゃないものが出てきそうで怖いかもなぁ。
地蔵を写真に撮るのははばかれるので、ひたすらせっせと歩くと分岐があった。
キャンプ場跡のほうへと下りていくような感じ。
時間にたっぷり余裕があるのでちょっと道くさしてキャンプ場跡のほうへと下りて行ってみたりうろちょろ。
やっぱり地蔵だらけ。
ようやく登山道に復帰して剣尾山山頂へと進むが、風の当たらなさそうな場所があったので、
まだ午前10時ではあるが腹が減っていたのでお昼とした。
どうやらそこは寺跡のようだった。
寺の周りに地蔵だらけってことは、大昔はこのあたり一帯はあちらこちらで土葬されていたのかな。
さすがの低山でも、この冬一番の寒さの中、着込んでいてもじっとしていると寒さが身にしみてくる。
お昼は簡単にカップラーメンにコンビニのオニギリ2個と、ついでにお茶タイムも済ませてしまうことにした。
キタノエースでゲットしてきた「満ぷくどら焼き」に、くーさんに教えてもらった即席生クリームもどきをトッピング。
まぁこれだけだと一時間もかからないわけであるが、このまま歩きはじめてもすぐに終わりなので、
アマチュア無線機にて飛んでくる電波をワッチ。
今日もあちこちの山を無線を運用しながら登っている登山者が何人も居たのでQSO。
釈迦ヶ岳(たぶん比良)やなんとや山やらなんとか山に登っている単独の方とやりとり。
聞いたことのない山の名前ばかりなのですっかり忘れてしまった。(^^ゞ
そんなことをしていたら2時間も経過してたというわけである。
さてさて昼食の場所から再び登り始めるとすぐに剣尾山山頂に到着。
360度の展望はなかなか眺めが良い。
日本海大阪湾がバッチリ見えた。
山頂一帯は溶けた霜でぬかるんでいて歩くのがたいへんだった。
それなりに登山者が次から次へとやってくるので北摂ではかなり人気の高い山なんだなぁと思った。
そんなこんなで剣尾山山頂を後にし、一旦下って登り返し。
やたらと松の木が多いのには驚いた。
まるで植林の杉さながらのボリュームである。
再び登り切ったところに大きなマイクロ波の電波反射板と国境の石柱があった。
横移動してほどなく横尾山に到着したが、そこはただの通過地点のようなところ。
遠くにゴルフ場が見える展望のある場所であった。
そのまま何も考えずに道なりに歩いて行くとルートを外してしまう。
鹿よけネット沿いに下らなければならないのに何の案内板も無い。
ここがいちばん重要なポイントだというのに。
しかしながらそこから先のルート上にはオリエンテーリングのマーカーがあったりしたので、
案内板があるとオリエンテーリングにならないのでわざとそういったものが無いのかもしれない。
まぁ100歩譲ってそれは良しとしよう。
しかし!山と高原地図にある実線ルートが存在すると信じて下っていったらえらい大きくルートロスを始めた。
踏み跡はしっかりでそのまま下りても間違いなく下山できるのはわかっていたが、
実線ルートが存在するのだったらどこでロストしたのかどうしても気になって、
せっかく下ってきたルートをまた登り返すことにした。
やっとこさ戻ってみたところで分岐なんて存在しなかった。
それどころか、たくさんの遊歩道が存在するかのような地図があったが、
そのいずれも山と高原地図の実線ルートに合致せず。
そんなかんやで、木の実の森といういちばん遠回りなルートを歩いて下山することにしたが、
ほとんど人の歩いてなさそうなルートで、朽ち果てた丸太階段が虚しいルートであった。
40年くらい前の登山ブームで作られた遊歩道って感じだった。
着地地点は能勢の郷の芝生広場だった。
北摂や京都西山の山ってだいたいこんな感じなのかな。
今日はフル装備のザックにいろいろガラクタを入れての重量級ボッカだったので帰ったらバタンキューだった。
なんかいらんものを山から背負ってきたのかな。。(^^ゞ
その他の画像は以下より。
GPS軌跡+地形図
GPS軌跡+山と高原地図 for iPhone
剣尾山登山口(反時計回り)
丸太階段
巨岩出現!
弥勒菩薩が彫られている
ルートからはずれて西の覗き(胎内くぐり)へと足を伸ばす
行者山へと引き返す(通過地点のようなピーク)
行者山の近くの岩からの展望
六地蔵が見えてきた
六地蔵(左端)の周りは地蔵だらけ
分岐があったので、惹かれる方向へ行ってみた
こんな斜面も歩いてみた
キタノエース「満腹どら焼き」(250円)に生クリームもどきをトッピング
剣尾山山頂にて
日本海大阪湾が近くに見えた
ズームするとこんな感じ
比良山系は真っ白だ。
一旦下って。。
登り返し。一帯すべて松の木だ。
直角カーブのところは丹波と摂津の國界
そばには巨大な反射板がある
横尾山も単なる通過地点
現在地=トンビカラ(山と高原地図にしか書いていない)
木の実の森コースは人がほとんど歩いた形跡がない。。